白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

山奥でソムリエ田崎真也さんに聴く「ワイン概論」

 今朝、実に億劫ながら大学に向かったところ、授業の講師があのソムリエ田崎真也さんだと耳にして吃驚。いえ、何日だかに来るとは知っていましたが今日だとは知らなかったのです。

 

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             オフィシャルサイトより拝借

 

 日本ソムリエ協会会長である田崎さん。写真は残念ながら撮れませんでした…私は携帯を持っていないので咄嗟の撮影が出来ないのです。

 でもこんな山奥の大学にもテレビカメラが入っているあたり、有名な人なんだなと実感しました。まあオーディエンスのほとんどは未成年なんですがね!1年生の受ける授業なのですよ。ワインといわれてもなあ…

 

 そういえば去年は同じくワインつながりで辰巳琢郎さんがいらしたそうです。以前サライで読んだのですが、辰巳さんもお洒落な感じのする方ですよね。

こちら今日の田崎さんは白パンに白シャツ、紺のジャケットで靴は黒。青系のチーフもふんわりと入ってなかなかダンディー。やはり写真がないと説明に困りますが。

 私も事前に知っていたらもう少し改まった格好をしたのに!雨も降っていて、学校も近所なものですからまるっきり近所のコンビニに行くよりひどい身なりの私でした。

 

 して、これから講義の中で非常に参考になったことなどを少し書きますが、私の要約や思い違いで本人のお話とは違ってくると思います。それは了解しておいてください。

 

 出々しは昨今の○○ソムリエに見られるソムリエ濫用を煙たがりつつ、ソムリエの定義を説明。へえ、と思ったのはソムリエとは「飲み物全般を扱い、管理し、サービスする仕事」というもの。ソムリエ=ワインとばかり思っていましたが、成程ワインの飲めない方には何もできません、ではないですよね。

 

 その後、お酒のできる仕組みを化学っぽく説明したり、日本でも縄文から果実酒やワイングラス型の土器が使われていたとか、「パリスの審判」(フランスのワインが最高だと決めつけていたけど、目隠しして飲んだらカリフォルニア産のほうが美味しかった事件)といったトリビアなどが紹介されました。

 

 ですが、一番面白かったのは日本とフランスのお酒の捉え方の差異、ひいてはワインの意味合いの話でしたね。

・日本→(食前)酒→酔うことでのコミュニケーション

・フランス→(食中)酒→料理を美味しくして、その感覚を共有するコミュニケーション

 

酔うために飲むのか、料理を味わうために飲むのか、ということ。念のため別に田崎さんが一方を貶めているわけではないのはことわっておきましょう。

 

 そこで田崎さんの仰ったのが「ワインは口の中で合わせる最後のソース、調味料です」というもの。まさに目からうろこ。この箴言をお伝えせんがためにこれを書いているようなものです!

 未成年の我々にわかりやすく例えてくださったのが、カステラに牛乳。卵黄の風味、カラメルの香ばしさに牛乳が合うなあ、というのと同じなのだということです。

 

 私は勿論年齢上、ということもありますがお酒を飲んでいる方があまり好きではないんですよね。身内にいないので慣れないというのだけでなくって、こういう言い方が許されるなら若干見苦しいといいますか…

でも今日のお話を聞いて、ああそういう考え方もあるのか、酔うためではないお酒もあるんだなあと考えを新たにする部分もありました。まだ全くの肯定派にはなれませんが。

 

 それと、もし飲むのなら参考になると思ったのは白と赤の選び方。

白は魚、肉は赤と教条的に覚えるのではなくって、赤ワインは種から出るスパイシーな香りがあるからスパイスを添えたくなるものと合わせる。

逆に白ワインは酸味が特徴だから、レモンなど柑橘類を絞りたくなるものと合わせる。

 それに倣えば鰻のかば焼きは、魚といえど振りたいのは山椒なので、赤。しゃぶしゃぶはポン酢につけるので、肉だけれど白が合う、ということらしいです。成程…

 

 ということで、今回は突発的なイベントがあったので急いで書いてみました。ワイン愛好家の皆様には余計なお世話だったかもしれませんね。参考になる部分ありましたら嬉しいです。

白豕と淡雪 ブログ名の由来feat.お題スロット&佐倉紗織

お題「ブログ名・ハンドル名の由来」

 

 今回はお題スロットに頼ってみました。ブログ名の話で何故佐倉さんが出て来る?そうですね、こじつけです。(佐倉紗織さんをご存じない方はwikiか何かでどうぞ。まあ端的に申せば歌手をされてる方です)

 

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 私のブログ名、「白豕と淡雪」(ハクシトアワユキ)ですが、初めは「遼東の豕」というタイトルを考えていました。

 これは故事成語そのままで、ざっくり説明すると舞台は中国の遼東、世にも珍しい頭の毛が白い豚が生まれたので王に献上しようとしたが、その道中に見た豚は全部頭の毛が白かったのでがっかり、という話です。

 導かれる意味は、自分だけが勝手に価値があると思っていること、もの。

 

 手前のブログに付けるには少々ネガティブなタイトルかもしれませんが、私が高校に入る直前から付け始めた日記のタイトルなので、どうしても付けたかったのです。

 

 じゃあなんで今このタイトルなのか?それは先客がおりまして…調べなければ何の疑いなく付けていたでしょうね。むしろ気づいた後も、対抗しようか、なんて悶々としました。

 ですがまあ、今はこういう形に落ち着いています。URLやタイトルに、私が恋々とこの言葉にしがみついている様が見て取れるでしょう。

 

 淡雪は?それは私の名前をローマ字で書いたときにAWAYUKIというのがそのまま入っているのです。それに気づいたのは最近なのですが、以来お気に入りの言葉です。

 

 話変わってそういえば「淡雪」という曲もあるのです(お待ちかね!)。好きな方もいるはず、佐倉紗織さんの歌です。


淡雪/佐倉 沙織

 

 むさくるしいお前の話じゃなくってしゃおりぬボイスが聞きたいんだよ!と苛立っていた皆様も、これで落ち着いていただけましたかね。

 個人的には銀木犀が可也の名曲だと固く信じています。金ではなくて、銀。一聴してハマる、繰り返し聴いてしまうというよりも、じっくり味わって一度だけ聞きたい、そんな曲です。

  動画を貼ろうと思ったのですが、ブログのyoutube貼り付けが機能しなくなっちゃったのですみません。まあ検索すれば出て来るので聞いてみてください。 

 きしめんしか聴かないのは勿体ない気がしますよ。電波からバラードまで、幅広く歌い上げていらっしゃる。

 

 ということで今回は服やら靴の話はお休みして、お題スロットに挑戦してみました。以前お題スロットでイヤホンの話をしているので、ご興味のある方は読んでみてください。

 

liaodongspig.hatenablog.com

 

 

或るイタリア男に就いての一考察Vol.5

 梅雨になれば雨が降る…出かけないのも一つの美学ですがなかなかそうはいきませんね。ならばいっそ傘やらレインコートやら雨靴やら、雨の日限定のアイテムを愉しみ尽くすのが粋ってものでしょう。

 

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 黒衣の男…!これまで黒い服に対して冷淡な発言をしてきたかもしれませんが、これは良い黒ですなあ、黒が着たいならこれくらい徹底してほしい。空が灰色の時は装いもモノトーンにするのが自然に溶け込む流儀ですよ…?

 

 ということで、もう書くこともほとんどないのですが、一応1000文字は目安に書いているので頑張ります。雨ですからね、水増しです。

 

 この長靴、HUNTERというメーカーのもので、長靴といえば!みたいな定評あるメーカーです。もう少し短めの丈のものもあるので普通はそちらのほうが使いやすいかと。サイドゴアブーツ風の長靴とか、色々なメーカーでありますがやっぱりHUNTERのものは別格という感じがします。

 

 しかし、私も欲しい欲しいと思いながら、どうしても決断できないのは、長靴って雨が上がったら暑苦しいうえに滑稽じゃないか、という考えが首をもたげるからなのです。

 そういえば私が小学校も1年生のころ、足に合わない巨大な長靴を履いて朝出かけ、帰り道嘘のようにぎらつく太陽のもとで、足だけサウナに苦しめられた地獄のような想い出もフラッシュバックします。結局…脱いだり履いたりしながら帰ったんでしたかね(家まで2.5㎞)

 

 私と同じく長靴に一抹の不安を覚える同士は無難に雨用の革靴を買いましょう。ゴアテックスは人気ですし、私も一足持ってはいますがどうですかね?表面の革自体は濡れますから、それが気になってしまうのは私の気が小さいからでしょうか。

 

 まあ国内ブランドのスコッチ、リーガル、マドラス、どれも雨用の靴をラインナップしていますし、そうと銘打っておらずともガラス革は水に強いですね。ビジネスではなくなりますが、きちんと防水したスエードも結構タフです。

 

 それと、写真の男性はレインコートのみで傘はさしていません。両方使うのは些かスマートではないのでどちらか一方にせい、見たいなことがよく言われます。が、雨の日は濡れないことこそ至高なのでこのあたり、実を取るか外見を取るかはお任せです。

 

 傘もFOXやらマリオ・タラリコやらこだわり派の興味は尽きませんが、傘は失くすし取られるし、そこまでの投資は必要ないと思います。でも前に新聞か何かで芸術家の高い傘を買ったらなくすことはなくなったなんてエッセイを見た記憶もありますが…

 とにかく持ち手が木製で、透明なビニールでなければ人から見れば同じ。むしろ高級品を1本だけ持つよりは、スーツやコートの色に合わせて複数持つほうが良いでしょう。ベージュのトレンチで靴も茶色なのに黒い傘はマッチしません。

 

 とまあ色々書きましたが、傘は勿論大事にすれば長く持つものなので高くても心底気に入った物を大切に使うのは賛成です。

 

今日は若干私の雑談やら考えがうるさくなってしまいましたね。雨の日にぐっと紳士度を下げる方がおりますが、雨に耐えうる靴と、小洒落た傘があるだけでそういう事態も避けられます。雨用だと思うとなかなか買うモチベーションが上がらないものですが、この時期だからこそ思い切ってみたいものです(自分含め)。

 

ネクタイの門~逃れられぬ最後の砦~

 4回にわたってネクタイのことを書いていますが、今回でとりあえず最後です。単体でもいいのですが、シリーズ通して読んでいただけるとより面白いかなあ、と思います。では今回の中身は、ネクタイのブランドを考える、です

 

 

 全くどうしてブランドって奴はこうも厄介なのでしょう!気にするなと念じるほど気になるし、手にすると自然に頬が緩む…妙なロゴがついているだけで自分自身までワンランクアップしたような幻想をもたらすLSD、それがブランドです。

 

 私は今からブランドを意識するな、と書きます。多分難しい、誰よりも自分にとって難しいのですが、あえて書いてみます。お付き合いください。

 

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似たようなものを集めてみました。

レジメンタルのうち1本はtie your tieです。 

ソリッドのうち3本はbrooks brothersです。ほかはノーブランド。どれかわかりますか?

A.白がtie your tieでグレー以外がbrooks 

 いや正直分からないしどうでも良い気がする…同感です。手前のものですから分かりはしますが、たいした違いはありません。答えですか?上の1行空いているところに書いてあります。反転させてみてください。

 

 ほらね、ブランドなんてわからないから安心してください。と言って煩悩が払われるなら苦労はしないですよね… 

 ですがこれだけは言えます。ネクタイが人に与える印象に於いてブランドや値段は、色柄結び方に勝る要素にはなりません。前に4回分色々書いているので読んでみてください、センスのないブランド野郎に3000円のネクタイで勝てるでしょう。

 

 そうは言っても良いものが欲しい!その気持ちは痛いほどわかります。ぜひ正しく自分に相応しいものを買っていただきたい。でもその時、ブランドに踊らされないでね、という話です。

 

 残念ながら高いものと上質なものが必ずしも一致しないという現状があります。最初は勿論ブランドが指標になります。けれど、ゆくゆくは自分の目と手で質の良いものを見極められるようになりたいですよね。

 

 そのための訓練として古着屋は非常におすすめ。滝のように何十本もぶら下がっていますから、それをじっくり閲して上等なものを見つけ出す。知らないブランドも多いことでしょう。

 でもとりあえず買って、あとで調べてみたらすごくいいものだった、なんてことがあったら自分の眼力を誇ってください。逆に凄くいいな、と思ったがたいしたことないメーカーだった…落ち込む前に再検討ですよ。もしかすると非常にコストパフォーマンスの良いメーカーなのかもしれません。

 

 私も古着屋でネクタイをたくさん買ってきました。まあ恐ろしいことに0が一つ削られているので数を持っていない方は百貨店に1万円握りしめて行く前に、古着屋を覗いて2000円で5本買いましょう。おそらくデパートで買おうとしていたものより上物が手に入ります。

 もっとディープな探し方をすれば1万円クラスのタイなんて1000円未満でごろごろ買えますね。

 安いのも魅力ですが、いくらしげしげ眺めていても話しかけられたり、買わなくてはいけないムードにならないのも古着屋ならでは。ネクタイに限らず、古着で服への感覚、高級品のメリットデメリットを経験しておくのは大変有効だと思いますよ。

 

 ということでネクタイの門、読了していただきました!全部読んで下さった方いたら本当に嬉しいです。正直な話ほとんどアクセスないので…

ネクタイの門~今すぐ養う神の手編~

 ネクタイを生かすも殺すも結ぶ人次第、と前回書きました。といってもそんなに気負うことはありません。最後にノットを引き上げるとき、単にあと1cmネクタイをきつく締めてください。

 もう上がりきってるよ!これ以上やったら首が締まっちまう、という人ほど緩かったりしますから念入りにお願いしますよ。

 

 以下は緩すぎる例。私です…偉そうに語っているくせにね!

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 さて、十二分にネクタイを上にあげて、だらしない印象は消え去ったとしましょう。これでやっとスタートラインです。次は自分の結び方、名前を言ってみて頂きたいのです。

 

 ウィンザー、ハーフウィンザーあたりが多いかな?プレーンノットや、それに一周足したダブルノットもいますね。オリエンタルノットはニットタイなどにはいいでしょう。それ以外は…少し気にし過ぎですかね。

 

 結論から言えば、プレーンノットだけで充分過ぎるほどです。プレーンじゃ小さすぎるというのは、よほど薄っぺらいネクタイくらいでしょう。ウィンザーと比べるから小さく見える。普通に見たらそれほど小さくはありません。

 

 プレーンノットって、ビジネスは勿論カジュアルでも対応できる汎用性の高さが魅力です。簡単に結べるし、ほどけるのでネクタイも傷みにくい。もし朝、ディンプルに納得できなかったらどうぞ結び直してください。すぐできます、プレーンノットなら。

 

 ここでディンプルの話が出ましたが、ディンプルとはネクタイの結び目の下にできたくぼみです。ベストの一番下のボタンを外すのと同様に、わざと抜けた風を装う大人の遊び。

 

 別に作らなくっても問題ないですしシチュエーションによっては作らないのが正解ですが、上手くくぼみを作れたら、胸元にドラマチックな立体感が生まれます。ここをどうするかが、ネクタイの醍醐味といってもよいでしょう。

 

 1つでも良いですし、それに飽きたら2つ作っても良い。あえて作らないのも一つのスタイルですね。私はプレーンノットダブルディンプルが基本です。

 

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 少し恥ずかしいですが…自分。

 

 それとタイバーは付けても付けなくても、お好みです。付ける位置も、特に決まりはありません。私は高めが好きですが、低めのほうが控えめです。

 

 タイバーを付けない場合、小技としては小剣ずらし、なんていうのがあります。本来なら後ろに隠れているネクタイの細い方、小剣をぐっとずらして見せるわけです。更にその小剣を、大剣より長くするというのもテクニックですね。イタリア随一の洒落者のお得意だったりします。

 

 ですがそれに関しては思い出がありまして、小剣をずらしたうえ垂らしていた私を、ネクタイ結ぶの下手だね、の一言で切って捨てた方がおりました。ファッションなんて言うのはそんなものです。知らなければ変な格好、でしかない究極の自己満足ですね。

 

 だから私は人の服に干渉したくないのです。ここで色々書いているのも、ファッション改造大綱ではなくって装いに興味のある方が、もっと服飾を楽しめるようなコンテンツを私も発信したい!という欲求からです。

 服好きにありがちなのが、服に興味のない人やこだわりのない人、それに安価な服を貶める、ということです。私もついしてしまっているかもしれない。でもそれはやっぱりどう考えてもまずいんです。

 好きな人はとことんのめり込めばいい。私の書いたものが参考になったとしたらこんなに嬉しいことはないです。でも服なんて着られるならそれで良いというのもまたその通りですから、それを否定するような服好きにはなりたくないなあ、という自戒です。ここで書くことではなかったですね…すみません。

 

 次でネクタイについて語る「ネクタイの門」は最後です。最後の〆はブランド編。これも結び方と同じでブランド紹介ではないですし、精神論的な要素が入ってくるかもしれません。今日のが肌に合わなかったという方は同じテイストになりそうなので気を付けてくださいね。

ネクタイの門~主役を何にするか瞑想の果てに決断するADV~

 タイトルが意味不明?そうですね、私も書いてみて笑っちゃいました。

 ということでネクタイ考3回目。前回色について知ったような口をききましたが、本来色と柄はセット。何故まとめなかったかというのは大人の事情、ではなくて単に長くなりそうだったからであります。

 

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 お洒落かどうかは置いといて、楽しい柄ですね。個人的には大好き、というか私のネクタイなので好きなのは当たり前ですが、どういうシャツやスーツに合わせますか?難しいですね。ビジネスよりむしろカジュアルにこそ役立つかもしれません。

 

 私が以前読んだ出石尚三さんの本「男のお洒落99」になかなか面白いことが書いてありました。簡単に言うと、自分のベーシック・ネクタイを決める、ということ。つまりレジメンタルでもペイズリーでも良いですが、それと決めたらそれしか締めぬ、それをトレードマークにするという甚だ粋な一つの提案です。それは必然、訳のわからない、もう1本買おうと思っても見つからないような奇抜な柄を排除することにもなりますね。実現するのは色々厳しそうですが、心意気としては面白い考えではないでしょうか。

 

 ならばどんな柄を選ぶのか。これはもう、シャツとスーツどんなのを着てるの?という問題に行き着きます。柄物が多いなら、無地(ソリッド)か控えめな小紋柄。無地のアイテム中心ならレジメンタルやペイズリーも大丈夫です。

 

私の一番のおすすめはソリッド。

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 つまらないでしょう。店屋で並んでいても、隣の面白い柄に手が伸びるのが人情。

 ですが、派手なシャツ、派手なスーツが着たくなった時こそこれしかないのですよ!全てを華やかな色柄にしたらそれはピエロか芸人。目立つだけで永遠に洒落者とは呼ばれません。シャツ、スーツを主役にしたいなら、タイくらいは脇役に徹しましょう、という話です←ここでタイトルに戻る

 

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 小紋柄は、写真のようにまばらな柄でしたら、シャツが無地でも柄でも問題ないでしょう。私は右の黄色を、水色のギンガムチェックシャツに合わせたことがあります。     前回の話ですが、色を拾うのです。小紋の色をシャツで拾う。

 先ほどのソリッドなら、柄シャツの柄と同色のネクタイをすればいい。赤いストライプなら赤のソリッド、茶色のストライプなら茶のソリッド、という寸法です。

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 そして好みもあるので激しくおすすめはしませんが、食わず嫌いなら試してほしいのがペイズリー。

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 本当のペイズリーは真ん中だけですが、アトモスフィア的にまとめてみました。多色のペイズリーは人を選びますが、このように織で入った同色のペイズリーなら使いやすいですし、立体感があって角度によって表情を変える楽しい一本です。どうせなら小紋のように小さなペイズリーが入るものよりかは、全面でうねっているものの方が面白いし、カッコよいと思いますね。

 

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 そして定番のレジメンタル。これは、ファッションに興味のある人もない人も付ける柄である分、他のところできっちりしないと差別化は難しい。前回も書いた色無地のシャツに合わせてみたり、というのが簡単で確実だと思います。

 一番避けたいのは違いを出したいあまり柄シャツ柄スーツと合わせることですね…全身を縞で覆っても良いことはありません。ネクタイ自身もあまり色を増やさず、2か3色までのレジメンタルならスマートにまとまると思います。

 

 という感じで、今日は終わり。次は全ての根源である結び方の話です。ネクタイの生殺与奪の権はそれを結ぶあなたの手にあります。色々な結び方が学べる図鑑!には致しません。勧めるのは一つだけ。ですがその一つだけで何ら問題ないどころか稀代の洒落者になれると私が保証しましょう(冗談)。

 

或るイタリア男に就いての一考察Vol.4

  やはり美しいシャツ姿こそ夏の醍醐味。しかし一歩間違えばだらしなく、周囲に夏の暑さの責任を取らされるような事態になりやすいのもまたシャツスタイルです。

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まあこんなスタイルにまとめておけば、(とりあえず夏場は)爽やかな好男子として名を馳せることになるでしょう。

 

 見るべきポイントは、ベルトと柄のパンツ、あとはシャツです。

 まずこの、革のメッシュベルトがいかにも夏らしい。ゴムのメッシュやリボンベルトも夏の定番かもしれませんが、やはり上品さや品格を求めるなら革製がベターです。夏場は特にベルトが目立ちますから充分にこだわりたいところですが、狙いすぎて悪目立ちだけはしないようにしたいですね。

 

 そしてベルトの先端をどうするか、悩ましいのもメッシュベルト。写真の男性はベルトループに納めず余りは巻き込んでいます。その他には、だらりと長く垂らすのも定番。バックルをあえて中央でなく左右どちらかにずらしたりするのもアレンジとしてはありますね。この種の小技は、まだ奇を衒うという程度でいつか廃れるのかもしれませんが、徹底して自分のスタイルにすればそれはそれでカッコいいと思います。

 

 柄のズボンも、シャツなりだからこそ取り入れやすい。この大きなチェックはウィンドウペーンといって、一種の流行りものですが別に以前からあった柄なので、今後消えるものではないと思います。安心して買ってください。青地に白のこの柄は基本中の基本。スーツで着ても妙に浮ついた感じはありますがお洒落です。ただ、チェックの大きさと線の太さは自分の体形や身長を見極めて似合うものを選んでください。

 

 こういうスナップの男性が、夏でも頑として長袖シャツを着ているのはお気づきだと思います。半袖のワイシャツのほうが涼しいことは涼しい。でもそこで長袖をまくる…粋がりでしかないですね。まあそれが結局はファッションの宿命というか行きつく先なわけです。半袖を着るならば、いっそポロシャツやカプリシャツに行ってしまうほうが潔いでしょう。

 

 後、靴好きなので靴についても一言申せば、少し変わったダブルモンクですね…甲の部分が浅くて一種スリッポンのような感じです。サントーニかなあ、なんて思います。

 

 ということで、スナップについて語る4回目でした。なかなかこれぞという写真が見つからないうえに、私の知識と筆力のなさも相俟って書きづらくなってまいりました。

まだまだ研鑽が足りないですね…今度は梅雨に備えて雨の日の話でもしてみましょうか。