白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

或るイタリア男に就いての一考察Vol.1

大仰なタイトル付けましたが実際はイタリアの装いに関する話です。

 

 イタリアのファッションと言って思い浮かぶのは何か。奇抜で派手で、それこそ日本の街を歩いたら白い目で見られること請け合い…とまあそれも誤りとは言えないでしょう。

 でも私の愛するイタリアの装いというのはそっち系ではなく、飽くまでクラシックに範を垂れたファッション。トレンドはスパイスとしては上等ですが、基本的には距離を置くべきと考えています。というのも単純な話で、(無論私含め)一般人には一年後に古臭くなって着られなくなる服を買う余裕はないからですね。

 

 そういう視点からネットで見ていて、これは!と思ったイタリアのスナップを紹介、私の余計かつ不確かな解説を加えちゃうというのがコンセプト。専門家ではないので眉に唾でもつけてから見ていただければ。

 

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 紺ジャケ+白パン、シャツは薄い青。靴はこげ茶でチーフも白を衒いのない入れ方で。恐ろしくシンプルですね。でも凡百とは違う。最初にこの写真を紹介したのは、イタリアファッションに対する偏見を忘れてほしかったからです。

 私が面白いと思ったのは二点。ジャケットの釦と、パンツと靴の合わせ。

まずボタンがくるみボタンになっているのがわかりますね。釦は結構服の印象を左右します。極端な話、安いワイシャツでも貝ボタンをぎらつかせていればパッと見高そうなんです。ジャケットの場合ダブルなら尚更ボタンは目立つ。そこをあえて同色同素材で引き算するという!くるみボタンのキットは簡単に手に入りますから挑戦してみたいところ。個人的には濃色のダブルに白い貝ボタン、というのもおすすめです。

 

そしてズボンを見ると、丈が幾らか短い。長めがドレッシーだと思いますが、今の流行は短めなのです。カッコイイ外国の男たちがやってこそ軽やかだの爽やかだのと云われますが、まあ普通は足首など見せないに超したことはない。

 で、写真に戻れば、短いパンツにブーツを合わせている。長め派の私も脱帽ですよ。ブーツの美しいシルエットを隠さず、足も見せない絶妙なバランスですね。これはやってみたいなあ。

 

 余談ですが、シャツの第2ボタンを開けていないのが珍しい。2,3個大胆に開ける人が多い中、少し上品さを漂わせています。あと時計の文字盤が内側に来ているのは、偶然なのかな?追々書きたいですがイタリア人はこういう小技が好きですからね…

 

このシリーズ、今後もちょくちょく続けていこうと思います。