白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

ネクタイの門~主役を何にするか瞑想の果てに決断するADV~

 タイトルが意味不明?そうですね、私も書いてみて笑っちゃいました。

 ということでネクタイ考3回目。前回色について知ったような口をききましたが、本来色と柄はセット。何故まとめなかったかというのは大人の事情、ではなくて単に長くなりそうだったからであります。

 

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 お洒落かどうかは置いといて、楽しい柄ですね。個人的には大好き、というか私のネクタイなので好きなのは当たり前ですが、どういうシャツやスーツに合わせますか?難しいですね。ビジネスよりむしろカジュアルにこそ役立つかもしれません。

 

 私が以前読んだ出石尚三さんの本「男のお洒落99」になかなか面白いことが書いてありました。簡単に言うと、自分のベーシック・ネクタイを決める、ということ。つまりレジメンタルでもペイズリーでも良いですが、それと決めたらそれしか締めぬ、それをトレードマークにするという甚だ粋な一つの提案です。それは必然、訳のわからない、もう1本買おうと思っても見つからないような奇抜な柄を排除することにもなりますね。実現するのは色々厳しそうですが、心意気としては面白い考えではないでしょうか。

 

 ならばどんな柄を選ぶのか。これはもう、シャツとスーツどんなのを着てるの?という問題に行き着きます。柄物が多いなら、無地(ソリッド)か控えめな小紋柄。無地のアイテム中心ならレジメンタルやペイズリーも大丈夫です。

 

私の一番のおすすめはソリッド。

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 つまらないでしょう。店屋で並んでいても、隣の面白い柄に手が伸びるのが人情。

 ですが、派手なシャツ、派手なスーツが着たくなった時こそこれしかないのですよ!全てを華やかな色柄にしたらそれはピエロか芸人。目立つだけで永遠に洒落者とは呼ばれません。シャツ、スーツを主役にしたいなら、タイくらいは脇役に徹しましょう、という話です←ここでタイトルに戻る

 

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 小紋柄は、写真のようにまばらな柄でしたら、シャツが無地でも柄でも問題ないでしょう。私は右の黄色を、水色のギンガムチェックシャツに合わせたことがあります。     前回の話ですが、色を拾うのです。小紋の色をシャツで拾う。

 先ほどのソリッドなら、柄シャツの柄と同色のネクタイをすればいい。赤いストライプなら赤のソリッド、茶色のストライプなら茶のソリッド、という寸法です。

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 そして好みもあるので激しくおすすめはしませんが、食わず嫌いなら試してほしいのがペイズリー。

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 本当のペイズリーは真ん中だけですが、アトモスフィア的にまとめてみました。多色のペイズリーは人を選びますが、このように織で入った同色のペイズリーなら使いやすいですし、立体感があって角度によって表情を変える楽しい一本です。どうせなら小紋のように小さなペイズリーが入るものよりかは、全面でうねっているものの方が面白いし、カッコよいと思いますね。

 

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 そして定番のレジメンタル。これは、ファッションに興味のある人もない人も付ける柄である分、他のところできっちりしないと差別化は難しい。前回も書いた色無地のシャツに合わせてみたり、というのが簡単で確実だと思います。

 一番避けたいのは違いを出したいあまり柄シャツ柄スーツと合わせることですね…全身を縞で覆っても良いことはありません。ネクタイ自身もあまり色を増やさず、2か3色までのレジメンタルならスマートにまとまると思います。

 

 という感じで、今日は終わり。次は全ての根源である結び方の話です。ネクタイの生殺与奪の権はそれを結ぶあなたの手にあります。色々な結び方が学べる図鑑!には致しません。勧めるのは一つだけ。ですがその一つだけで何ら問題ないどころか稀代の洒落者になれると私が保証しましょう(冗談)。