白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

ネクタイの門~逃れられぬ最後の砦~

 4回にわたってネクタイのことを書いていますが、今回でとりあえず最後です。単体でもいいのですが、シリーズ通して読んでいただけるとより面白いかなあ、と思います。では今回の中身は、ネクタイのブランドを考える、です

 

 

 全くどうしてブランドって奴はこうも厄介なのでしょう!気にするなと念じるほど気になるし、手にすると自然に頬が緩む…妙なロゴがついているだけで自分自身までワンランクアップしたような幻想をもたらすLSD、それがブランドです。

 

 私は今からブランドを意識するな、と書きます。多分難しい、誰よりも自分にとって難しいのですが、あえて書いてみます。お付き合いください。

 

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似たようなものを集めてみました。

レジメンタルのうち1本はtie your tieです。 

ソリッドのうち3本はbrooks brothersです。ほかはノーブランド。どれかわかりますか?

A.白がtie your tieでグレー以外がbrooks 

 いや正直分からないしどうでも良い気がする…同感です。手前のものですから分かりはしますが、たいした違いはありません。答えですか?上の1行空いているところに書いてあります。反転させてみてください。

 

 ほらね、ブランドなんてわからないから安心してください。と言って煩悩が払われるなら苦労はしないですよね… 

 ですがこれだけは言えます。ネクタイが人に与える印象に於いてブランドや値段は、色柄結び方に勝る要素にはなりません。前に4回分色々書いているので読んでみてください、センスのないブランド野郎に3000円のネクタイで勝てるでしょう。

 

 そうは言っても良いものが欲しい!その気持ちは痛いほどわかります。ぜひ正しく自分に相応しいものを買っていただきたい。でもその時、ブランドに踊らされないでね、という話です。

 

 残念ながら高いものと上質なものが必ずしも一致しないという現状があります。最初は勿論ブランドが指標になります。けれど、ゆくゆくは自分の目と手で質の良いものを見極められるようになりたいですよね。

 

 そのための訓練として古着屋は非常におすすめ。滝のように何十本もぶら下がっていますから、それをじっくり閲して上等なものを見つけ出す。知らないブランドも多いことでしょう。

 でもとりあえず買って、あとで調べてみたらすごくいいものだった、なんてことがあったら自分の眼力を誇ってください。逆に凄くいいな、と思ったがたいしたことないメーカーだった…落ち込む前に再検討ですよ。もしかすると非常にコストパフォーマンスの良いメーカーなのかもしれません。

 

 私も古着屋でネクタイをたくさん買ってきました。まあ恐ろしいことに0が一つ削られているので数を持っていない方は百貨店に1万円握りしめて行く前に、古着屋を覗いて2000円で5本買いましょう。おそらくデパートで買おうとしていたものより上物が手に入ります。

 もっとディープな探し方をすれば1万円クラスのタイなんて1000円未満でごろごろ買えますね。

 安いのも魅力ですが、いくらしげしげ眺めていても話しかけられたり、買わなくてはいけないムードにならないのも古着屋ならでは。ネクタイに限らず、古着で服への感覚、高級品のメリットデメリットを経験しておくのは大変有効だと思いますよ。

 

 ということでネクタイの門、読了していただきました!全部読んで下さった方いたら本当に嬉しいです。正直な話ほとんどアクセスないので…