白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

この乾ききったアザラシにクリームを

 以前、エキゾチックレザーはベルトから、見たいなことを書きました。

そんなことを言ったくせに自分がそれほど持っていないことに気づいたので買い足してみたのがこれ、アザラシです。

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紛らわしいですが一番上の黒いのがそれ。しかしベルトってどう撮ればいいんでしょうね!1本だと全然ベルトっぽく写らないのです。まあそれはそれとして。

 

 アザラシ革、シールレザーなんても言いますね、特徴はその皺です。それによって奥まったところと表面の経年変化の差が面白いとか何とか。

 ですが、私の家族はこう評しました。

「牛革には見えない、しかし何の革かもわからない。だから強いて言えば合皮に見える気がする。」

なんとおぞましい現実!でもいいんです、自分だけがわかっていれば…

 

 こういうの珍しいでしょうか?手縫いで仕上げられているのが面白いです。

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 多分服でいえばAMFステッチのような、手縫い風だと思ったのですが御丁寧に「手縫」の表記が。

私はこういう人の手の動きが見える製品を見るとわくわくするんですよね。ネクタイの裏側とか、チーフのふちかがりとか。

ですが、これは好き好きだろうなあ。私にとってのざっくりとしてユーモアたっぷりの縫い目は、人によっては単にデリカシーを欠いた野暮ったい代物にしか見えないはず。それが装いの妙味、いいえ辛いところです。

 

 で、今更ですがアザラシの革って生々しく思いませんか。私は手にしたとき蛇やワニやダチョウとは違う感覚を覚えました。簡単に言いますとね、もふもふしたアザラシのつぶらな瞳がフラッシュバックしたってことですよ!

 

 ダチョウだって、クロコだって、アザラシだってー。みんな真ん丸な目をしているのに何故かアザラシは別な気がします。象とかもそうなんですけど、少しかわいそうといいますか…

 勝手に贖罪の気持ちを込めてクリームで保湿しました。何か、アザラシって脂っぽいといいますか、しっとりしていると思ったのですが結構かさかさして乾いた感じでしたね。

 

 それでは使い込んで味が出てきたころにまた続報を!といっても普段は専ら牛革で、こういうのは年に数えるほどしか締めないのです…経年変化なんて何年後になるのやら。気長にお待ちいただければ、いつかは。