白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

キタムラ・ヌメ革ブリーフケース考

 いくら探しても古着屋ではなかなか見つけられない代物というのがあります。セッテピエゲのタイ、古典的なトレンチ・コート、そしてもう一つが美しい革のブリーフケース。

しかしそんなくだらないジンクスもやっと出会えたこの鞄の前には立ち消えです。

 

 

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抜群のコンディション。使用はせいぜい数回といったところでしょう。

 

キタムラというと専ら女性のイメージですが、メンズの鞄も作っています。

総革のブリーフケースだと最低でも4,5万からという具合ですので、3000円で買えたのはラッキー。

 

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ヌメ革というと、使う前に日光浴をさせるなんてよく言われます。

フラップが被さる部分がもともとの色で、濃くなっている部分との差がはっきりわかりますよね。良い具合に焼けています。

 

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丁寧なステッチワークに惚れぼれ。ロゴはこの部分だけなのでほとんど目立たないはずです。使い込んで色が濃くなっていけばなおのこと。

 

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コバの処理が美しいのにも驚きました。底鋲などはないので地面に置くのは躊躇われますが、前の持ち主の方もそういうことはしていないようで、汚れはほとんどありません。ありがたいです。

 

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背面もシンプル。

アニリンカーフクリームで手入れしたのですが、クリームを置いた瞬間吸い込んでしまって全く伸びないのです。

若干むらが見えるのは、クリームのせい。奇麗にするつもりだったのに…

 

 見えませんがこの背面のポケットの中も全部ヌメ革。内側もペン差し、携帯入れ、キーリング、蓋付ポケットなど機能的で、しかも惜しげなくこれらもヌメ革が使われています。非常に贅沢なつくりです。

 

 一体いつ使えばいいのか悩ましいですが、嬉しい買い物ができました。経年変化も楽しみに、長く付き合っていきたい鞄です。