白豕と淡雪

革靴、装い、たまに二次元。暇に飽かせて筆の赴くまま……

YOOXで買うZENOBI

 イタリアはフィレンツェ、1940年代より続く老舗の靴工房であるZenobi。

ゼノビなのかゼノービなのか、日本語の表記が揺れている辺りも、この靴の知名度の無さの顕れでしょうか。

 

 イタリアの靴メーカーで日本には代理店が無く、少量仕入れられては6,7万円で売られているこの靴。

 実はお定まりのYooxで、しかも好機を逃さなければ1万円台で買えるのです。

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 マッケイ、オパンケ、グッドイヤーにノルベ。様々の製法を操るこのメーカーの靴に、Yooxは大した説明を加えません。

私が買ったこの靴も、箱を見て初めてグッドイヤーだと分かったのです。

 

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 所謂ブラインドブローグ。シンプルだけど、ちょっと変わっている、いい塩梅。

こういうオーソドックスな焦げ茶色の短靴は持っていなかったので、それが決め手でした。

 

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見たこともないようなウェルト形状。しかも左右で形が違うという。

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右足(左側)は羽根がぴったり合わず、ねじれています。

 何だか色々アバウトですが、それもまた味わい?

 

 

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肌理が細やかなわけでもなく、一瞬のっぺりしても見えますが、よく見るとムラ感のある仕上げで満足。

 

 

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 グッドイヤーだともっとがっしりしたものが多いですが、革も実に柔らかい。甲の辺りから感じていただけるかな?

 

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 端から緩めなうえ革もしなやかですから、ゆくゆくは中敷きを入れることになりそうですが、これくらい主張のないインソールなら、あまり残念にも思わないし、良しとしよう。

  因みにロゴは数パターンあるようです。

 

 

   ここまで 疵ばかり並べましたが、この靴の魅力筆頭は靴底!

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贅沢に打ち込まれた飾り釘

 

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ヒドゥンチャネル(若干中途半端)

 

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ダイナミックなロゴの型押し。lavorazione goodyearは、グッドイヤー製法の意。

ついでですが、靴底にvero cuoioなんて書いてあるのは、本革ということです。

 

 

 一度履けば無残にして、終ぞ人様にお披露目など叶わない。儚さにおいては花火や蛍に比肩すると巷で噂のレザーソール(捏造)。故に手の込んだアウトソールほど心躍るものはありません。

 

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 もう一度、全体像。これは、爪先に軽くワックスを入れた方が決まりそうですね。

最後にこの靴お値段は、もともと6万超のところ、1万5千円で購入できました。元値に幅がありますが、恐らく製法による違いでしょう。

 

 というわけで、今回はややマイナーでしたが、Zenobiの紹介でした。

可也ゆったりとした作りになっているので、サイズ選びに注意したほうが良いかも。

カジュアルにジーンズと合わせても良し、スーツで着ても良し。ブラインドブローグ、なかなか使えそうです。